みなさまこんにちは。
ブログチャレンジも1週間たちました。あっ!という間ですね。
鳴門在住「絵と手描き文字で「伝わる」デザイン」aitsu factoryのみかりんです。
さてさて今週は、鳴門市大麻町の商工会さんからご依頼いただいた
「大麻のものづくり探検隊」の取材裏話シリーズを続々お送りしております^^
第4回目の今日は「藍染ができるまで」!
藍染といったら、徳島の特産品として有名です!
たくさん藍染師さんはいらっしゃいますが、今回は
大麻の「藍工房 ふたあい」さんにお邪魔してきました!
ふたあいさんは、な、なんと!
作品は、「型染め」という形を使って模様を入れる技法がとても印象的!
濃淡のある藍の作品も、ハッとする美しさです。
(写真を撮るのも忘れて眺めていたため・・・パンフレットの写真を使わせていただきました)
こちらの紹介ページもぜひご覧ください↓
私は藍染は何度か体験しているのですが
ふたあいさんの使っている藍瓶(藍を発酵させて、染める場所)は、初めて見る形。
長方形を床に埋め込んでるんです。
なぜこの形にしたかというと、
ふたあいさんは、反物や大きな作品が主で、
なおかつ「型染め」の技法で使う、白抜きにしたい部分に塗る糊が
とてもデリケートで、すぐ禿げてしまうので、
大きな布がそのまま染められる形にしたそうです。
取材の日も、ちょうど、某ホテルさんからの依頼の大きな作品を乾かしているところでしたよ。
藍染のできるまでをお伝えしていただく中で
地元の産業が溶け合うような、面白い話が聞けました。
藍染は、藍の葉を発酵させた「すくも」からできるのですが
そのすくもには、アルカリ性のものを足す必要があり、
灰を水に合わせた「灰汁」を使用します。
藍染には、その液体の方を使うのですが
その藍染では使わない灰汁の「灰」の部分を使うんだとか!
もともと、大谷焼は、藍染の藍瓶を作るということで発達したそうなのですが
こんなところでも繋がりがあるとは!
さらに大谷焼は、各家庭のお醤油の保存の瓶にも使われていたりしていたので
大麻の地域でぐるぐる産業が循環していたんだなぁというのを実感しました。
昔は当たり前のことだったと思うのですが
どこのものでもすぐ買える現代に生きているからこそ?
とても新鮮に感じました「^^
あと、「藍染は布を丈夫にする」ということを前々から聞いていたのですが
なんでだろ~?と思ってたら、ふたあいさんが教えてくれて、
これはどうしても載せたい!!と思って、
藍染の工程には関係ないけれど、載せさせてもらいました。
思ったより原理は単純?
こうやって藍の粒子がひっついてるのかな?と思うと、めちゃくちゃ愛おしくなりませんか?
(先日、このお話を麻糸産み講座公認インストラクターの住友さんとしていたら、住友さんの愛用している藍染のかすりの衣服は、染まってない白抜きの部分から破れた!っておっしゃってました!)
あと、藍染は抗菌作用もあるので、
夏の汗ばむ季節、汗臭さがぜんっぜん!違うんですよ~!
今や、藍染は、
藍の葉を「すくも」に育てる藍師さんが
数えるばかりとなっているそうです。
昔から伝わる伝統的かつ、機能的にも優れている藍染が
なくなっていくのは悲しいなぁ。
私が何かできることはないのかな。
まずは、職人さんの作った藍染を身にまとうことからスタートでしょうか♪
本当に貴重な体験をありがとうございました!
ふたあいさんも、藍染体験ができるそうですが、
藍は生き物のため、元気な時と元気じゃない時がありますので
いつでもOKという訳ではないそうです。
必ず余裕もっての前もってのご連絡が必要です。
体験はできなくても、作品は購入できますよ♪
さぁ〜て、明日のものづくりは?
「ナルトトランクス」ができるまで をお送りします~^^
ナルト?トランクス?「?」マークが浮かんだかたは要チェック♪
明日も見てくださいね〜。んっがっんっん。(ちょっと古いサ○エさん風に)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪