みなさまこんにちは。
絵と手描き文字で「伝わる」デザイン
aitsu factoryのみかりんです。
さてさて、久々に
「みかりんの挑戦シリーズ」として、
シリーズもので書かせていただこうかと思います。
今まで
「防災紙芝居珍道中」
「シャッターアート珍道中」
とやってまいりましたが
今回は
「パッケージ開発珍道中」!!
今までaitsu factoryでは
チラシ、パンフレットなどの紙媒体での販促物や、
ロゴ作成、オリジナルキャラクター作成、
説明漫画イラストなどのお仕事を多くさせていただいておりますが、
実はパッケージ作成もいつくか手掛けております。
記事を書けてないのですが、市川かよこ先生の「かよこジェルクリーム」
株式会社本家松浦酒造場さんの「ナルトタイontothetable飲み比べセット」
などなど、させていただいておりますが、
しかーし!!
こちらのみなさまに関しましては
コーディネーターさんがいらっしゃったりとか
デザインのみの提供だったりとか、
完全おんぶにだっこ状態、ステージ準備してくれてて「さぁ!どうぞ!!」でできたデザインでした。
今回のご依頼は、
このブログでは毎度お馴染みの
にし阿波の子育て環境向上と地域活性のために活動しております
カフェ&カルチャークレヨンのオーナーであり、cafe culculのオーナーの藤田さん。
東みよし町のハイウェイオアシスに店舗を構えるcafe cul culさん。
「東みよし町発の手土産になるスイーツを作りたい!」と
お持ち帰り用スイーツの開発に取り組まれておりまして
パッケージデザインを私に白羽の矢を立ててくださりました。
お互いに、パッケージ開発は、ほとんど経験なし。
パッケージ作成会社さん探しからのゼロからのスタート。。。
いうならば、ステージ設営からしなくてはいけない案件です!
しかし、
これは成長するチャーンス!!と、
2つ返事で受けさせてもらいました。
入れるものは、
今都会では流行りに流行ってる「台湾風カステラ」!!
写真が送られてきました。
うーわ、そそるわ~!!
何!?このきめ細やかな断面!?!?
写真だけで美味しいんがわかる!!!
「これね、すっごく美味しいんよ~」と藤田さん。
うわ~!!!食べたい~~~~!!!
これは頑張って、商品を引き立てるパッケージ作らなくっちゃ!
しかし・・・何からしたらいいものか・・・
まずは、パッケージを作ってくれる会社さんから探さないとね!!
ネットで作ったりもできるのかなぁと検索してみたら
Web見積もりができるところもあったんですが
んー。実際紙の素材も見られないし、どんな箱にしたらいいのかも全くわかんない・・・
これはネットで注文するものではないな!!
という結論に達し、徳島県の企業さんをあたることにしました。
知り合いの先輩デザイナーさんのみかさん(※私の周りにはみかさんがいっぱいいます笑)に尋ねてみたところ
印刷会社さんに尋ねてくださったり、勤務先の社長さんに聞いてくださったりとか、私以上に懸命に探してくださって!!(本当にありがとうございました)
いくつか教えていただいた中で、
私の中でピン!ときた会社がありました。
それは、株式会社三井紙器工業さん。
ホームページを見させてもらって、
社員さんが生き生きと働いている印象が伝わってきたのと
制作実績の画像がとっても美しかったので
「ここなら間違いない!(気がする)」と判断!
メールフォームから恐る恐るお問い合わせをしたら
明快なお返事をいただいて、お伺いすることができました!
私が不安だったのは
・個人事業主の私が依頼しても大丈夫なものだろうか・・・
・だいたいどれくらいの金額になるんだろう・・・
の2つでした。
対応してくださったのは、とっても話しやすい営業の課長さん。
「あの~・・・こんな個人のデザイナーの私が依頼しても大丈夫なものでしょうか?」
「大丈夫ですよ!割とデザイナーさんが飛び込みでご依頼してくることってあるんですよ。」
あ!そうなんですね!よかった~!
なんとなく、会社さんとのやり取りって、いちげんさんお断りなのかな・・・とか、与信の問題で、個人は受けてくださらないかも?とか、心配だったのですが、受けていただけるということでホッとしました。
「で・・・こういうカステラを入れる箱を作りたいんですけど、だいたいどれくらいの金額になりますかねぇ?」
「それはですね。ちょっとすぐには答えられないですね!」
「えっ・・・!」
「箱にも色々種類がありまして。
貼り箱というものと、トムソン加工というのがあります。
製法によっても、金額が大いに変わってきます。
製法をどれにするか、どれくらいのサイズで、どんな紙で、何色で印刷して、何枚印刷するかによって、単価が変わってきます。
例えばトムソン箱であれば、木型が必要で、展開図を作成するところまでやってみないと、明確な必要な費用はお伝えしづらいんですよ。」
あ~そうなのか~!!
簡単に「だいたいこれくらいでできます!」とは言い切れないものなんですね・・・。
なるほど、では、こちらである程度サイズや形、製法について決めて、紙についてはアドバイスをいただきながら決めていかないといけないですね!!
というわけで、一度退却~~~~!!!!
いっぱいある、魅力的なサンプルをいっぱい見せていただいて、イメージを膨らませて帰ることにしました。
実は、こちらの会社さん、
近畿圏のあの、あの!有名な!!行列スイーツを作っている某洋菓子店さんのお菓子の箱も作っているんですよ~びっくり!!!
すごいデザイン性の高い箱を作っていながら、社員さんがとってもフレンドリーで楽しくチャレンジを楽しんでいるような社風を感じ取りました。
(私がお邪魔した時、サンプルをマジマジと見ていたら「こっちにもありますよ!」と見せてくださった素敵な社員さんがいらっしゃいました♡お忙しい時に対応してくださりありがたかったです~!)
今回の訪問で得た教訓。
「箱のお値段だいたいいくらですか?は愚問」
それだけ、箱を作るというのは、
材質、製法、印刷色数、サイズ、印刷枚数などでお値段が大きく変わっちゃう。
とっても奥深~いということを知ることができました。
そりゃそうだよな~。
チラシ一つ作るにしても
A4サイズ、紙質、表だけか両面か、カラーかモノクロか、枚数何枚か、納期は・・・で値段が変わるもんなぁ(^◇^;)
というわけで、藤田さんと再度打ち合わせをして出直すこととなりました。
続きはまた次回♪
クルクルの美味しいカステラの情報は
ぜひ、culculさんのインスタグラムからご覧くださいね!
私のような、パッケージ作成イチから依頼経験なしのデザイナーさんが
パッケージ作成の仕事を打診された時の参考に少しでもなれば幸いです♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。