アイツのつくりかた

絵と手描き文字で「伝わる」デザインaitsu factoryのブログです

「伝わる」デザインには色も重要!!

f:id:aitsu-factory:20180622104510j:plainみなさんこんにちは。

 

今週末は、「色彩検定」の受験日です。

 

勉強しなくてはなりませんのに、こんなブログを書いております。

 

現実逃避のaitsu factoryです。

 

 

 

さてさて、今日は、その色彩のことにも関係したお話をしようと思います。

 

私の目指す「伝わる」ものを作るにあたってとっても大切なことのお話です。

 

ご自身で、告知のチラシなどを作ったり、SNSで案内したりされている方には

 

ぜひとも知っておいていただきたいです!

 

 

 

みなさんが見えている「色」って、

 

当たり前にみんな同じように見えていると思っていませんか?

 

 

 

私も、自分と同じように見えてるものだと思っておりました。

 

 

 

でも、それは常識ではないということに気づかされたのです!

 

 

 

これを教えてくれたのは、徳島県鳴門市を拠点として活動されている

 

「カラーユニバーサルデザインCDU)をすすめる会」のお勉強会でした。

 

 

 

ここでちょっとみなさんが色が見えてる仕組みの説明を!

 

(これは色彩検定にも出ますよ~覚えとくように!(自分に対しての声))

 

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みなさんは、まず「水晶体」という、

 

カメラでいうとレンズに当たる部分に物質を写しています。

 

 

 

それが、屈折して、

 

目の中にある「網膜」とよばれるフィルムにあたる部分に情報が集まります。

 

 

 

その網膜の中には、

 

「視細胞」という細胞があり、

 

その中には「錐体細胞」とよばれる色を見分ける細胞がいらっしゃいます。

 

(色の明暗を見分ける「桿体細胞」もあるよ)

 

 

 

その「錐体細胞」は実は3種類あって、

 

人間には赤い色を見分ける子と、

 

緑の色を見分ける子と、

 

青い色を見分ける子がいるんです。

 

 

 

 

その錐体細胞さんは、実は、個人差があって、

 

全て持っている人もおりますが、

 

赤を見分ける子を持っていない人、

 

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はたまた緑の子を持っていない人、

 

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青の子を持っていない人・全てを持っていない人がいらっしゃるのです!

 

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赤の子を持っていない人と、緑の子を持っていない人を合わせると、

 

実は日本人男性の20人に1人の割合、女性の500人に1人の割合でいらっしゃるとか!

 

 

 

これを聞いて私は、

 

色の見え方の違いは、決して全て見える人間が優れている訳ではなく、

 

それぞれの個性なんだなと思いました。

 

 

 

だって、我々の見えてる世界は「たまたま」今のように見えてるけど、

 

紫外線やエックス線、赤外線、ラジオ波などは私たちには見えてないですよね?

 

 

 

昆虫は紫外線が見えていると言われますしね~。

 

 

 

ほんとに「たまたま」人間の多数が見えているものを、

 

私たちはその世界が全てのようにふるまっているんだな、と思いました。

 

 

 

さて、話を本題に戻しますが、

 

例えば、赤を見分ける錐体細胞を持っていない人が見える世界ってこんな感じなんです↓

 

例えば、黒字に赤の注意喚起の表示↓

 

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注意喚起なのに、見にくいやん。

 

これ、銀行の番号表示の黒地に赤い光の電子掲示板も見辛いそうです。

 

また、黒板に赤いチョークも非常に見辛いらしいです。

 

「赤=目立つ色」とは、必ずしも限らないんですね〜。

 

 

 

P型の人は、赤が茶色っぽくみえるから

 

焼肉の焼け具合が分かりづらい!!

 

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はたまた、ピンクと水色ので色分けした歯ブラシ。

 

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見分けられんじゃん。

 

パステルカラーは非常に見分けづらいそうです。

 

 

 

 

こういうふうに見えている人がいらっしゃるということを踏まえて、

 

デザインをする人間は、より「見やすい」色でデザインをする必要があるんだなーと、

 

フムフムでした!

 

 

 

たとえば、識別しにくい色の取り合わせの時は

 

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このように「セパレーション」を用いたり、

 

 

 

 

個性のある色覚の方にも見えやすい色をもちいてみたり、

 

 

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 「カラーユニバーサルデザイン推奨配色セットガイドブック」を参照させていただきました!

 

 

ちなみに鳴門市のハザードマップは、様々な色覚の方にも判断しやすい配色にしているそうです!

 

 

 

「自分の作っているチラシや画像大丈夫なんかな?」と思った方に朗報!

 

 

こんな便利なスマホアプリ教えてもらいましたー。

 

「色のシミュレーター」

 

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色のシミュレータ > ホーム

 

 

 

「わーこんな風に見えてるんだー!」と、結構楽しいですよ!

 

 

 

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まず、世に出す前に、シミュレーターで確認しておくと、

 

より、みんなに「伝わる」ものができますね!

 

 

 

 

この勉強会には、あと、フォントを作成している会社の「モリサワ」さんもいらっしゃっていて、

 

ユニバーサルデザイン書体」についても教えてもらえました。

 

「文字のかたちが分かりやすい」

「文章が読みやすい」

「読みまちがえにくい」

という3つのコンセプトから生まれた書体です。

 

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モリサワさんのホームページから拝借いたしました。)

 

こちらのフォント、無料でWindowsなどにもダウンロードできます。

 

モリサワさまのフォントが無料だなんて!!とんでもない社会貢献です!)

 

MORISAWA BIZ+のホームページはこちら↓

http://bizplus.morisawa.co.jp/

 

 

 

ご自身の文書作りにもご利用されましたら、読みやすい企画書などが作れますよー!!

 

 

 

 

ちなみにみかりんのキャラクターを

 

先ほどの「色のシミュレーター」に通してみました。

 

 

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おっ!P型とD型はほとんど色変わらんやん!

 

 

 

私、ユニバーサルデザインやね☆

 

 

 

 

ユニバーサルデザインなみかりんがお届けしました~。

 

 

 

 

長い文章を最後まで読んでくださりありがとうございます♡